通勤電車で感じる背の高さ・低さ
身長178cmの自分は、通勤電車に乗るときには、ドアの傍に立つ。
なぜかというと、混雑しているのが嫌なのと、それほど乗車時間が長くないからだ。
よくあることだが、昨日も自身の背の高さということについて考えさせられた。
自分の身長は178cmで、平均身長よりは高い。
とはいっても、180cm以上あるわけでもないので、すごく高いわけではない。
日本人男性の平均身長は171cm~172cmくらいなので、少し高いと思われる。
にもかかわらず、電車に乗るとすごく高いと思う瞬間がある。
昨日の夜いつものように電車に乗ったら、その隣に立っていた人が背が低かった。
背が低いといっても、男性なので「自分よりも低い」くらいしか感じられなかった。
ところが、自分とその人の身長差をドアのガラスに映る姿で比較すると、肩の高さが全然違っていて、おおよそ20cm差だった。
身長178cmの自分よりも20cm低いとなると、158cmとなってしまう。
一瞬、「そんなに低いかな?」と思って、何度も比較するが、やはり20cm差があった。
今度は、少し首を傾けてその人を見る。
確かに低い。
その人は20cm差がある自分を気にする様子もない。
「よくあること」なのだろう。
よく見ると、その人のすぐ前のドア真横に立っている人も背が低い。
だが、その人は隣の人よりも少し高いので、身長160cmくらいと思われた。
いずれにしても、どっこいどっこいで、どちらも178cmの自分と比較すると背が低い。
ドアの反対側の人はどうだろうか。
ドアの反対側にいるのは女性で、やはり150cmくらいで背が低い。
そんな中にいるドアに映る自分の姿は、大巨人だ。
なぜ自分は背が高いのか、なぜ周りの人は背が低いのか。
自分の親も背は高くないが、この人たちの親はどうなのだろうか・・・などなど。
いろいろと思いを巡らせていたら、電車が駅に着いた。
結論はでないままだった。
仮に、自分よりも20cm身長が高い198cmの人がいたら、すごく驚くし、怖いので近づかないだろう。
でも、背が低い人は20cm差も人がいても、何も気にしないのだ。
たぶん、178cmも198cmも全く気にならないのだろう。
背が高い人ほど他人の身長が気になると言われるのは、全く持ってその通りだ。