178cmの不便さ
日本では、身長175cmまでは生活しやすいが、それを超えると生活しにくくなると言われています。
それは、なぜかを実体験で考えてみます。
昭和時代に建てられた私の育った一戸建て住宅は、鴨井の高さが175cmしかありません。
これは、日本の伝統建築は、5尺八寸(175cm~176cm)を想定して作られているからです。
昔の人は、これ以上背の高い人はいなかったからのようです。
私は子供のころ、他の家と同じように、柱に身長を書いていました。
ところが、175cmを超えてしまったので、途中で書けなくなってしまいました。
178cmの今、不便に感じていることがあります。
それは、電車の吊広告や、吊り皮があたまにぶつかるということです。
特に電車に乗ったときに、本来ぶつからないように高くなっている吊り皮がこつっと頭にぶつかるのが、腹が立ちます。
気にしないで乗るので、ぶつかってから気が付くのです。
電車のドアの上は185cm以上はあるので、基本的にはぶつからないのですが、念のため乗り降りのときは頭を下げています。
というのも、以前、ぶつかるはずがないと思って普通に通ろうとして、頭をこすったことがあるからです。
おそらく、靴が少し高かったのと、車両が古く高さが低かったためと考えられます。
あと不便なのは、電車のボックス席やバスの座席です。
足が長いので、ボックス席やバスの座席は非常に窮屈です。
また、電車でも座ると膝が前に出るので、通り過ぎる人が足にぶつかっていくことが多いです。
178cmですらこんなに不便な生活をしている日本なので、もっと背の高い人はどんなに不便かが想像できるはずです。